uzumaki blog|アートディレクター/グラフィックデザイナー 宮田圭介の日々を綴っております。

後悔

今日の仕事帰りの出来事です。
僕は終電に乗るために急いでいました。早足で改札を抜け、ホームに続く階段へと向かう。人は疎ら。
そのとき、僕が向かう階段とは反対側にあるエスカレーターに乗って、僕と同じホームへと向かうおばあさんが目の端に入ってきました。何の不思議もない、よくある光景。のはず。でも何かおかしいような・・・このとき妙な違和感を感じながらも、急いでいた僕はそのまま階段を下り始めました。


いや、やっぱりおかしいな。あのおばあさん、足踏みしてたよな。・・・そうだ!確かあのエスカレーターは上りだったはず!
妙な違和感の正体に気がついて振り返ると、思った通りおばあさんは上りのエスカレーターに乗っていながら下りようと、つまり逆走していたのです!しかも、さっき見たときとまったく同じ場所で足踏みを続けている・・・!
わざとなのだろうか?それとも逆走に気づいていないのか?ちょっと運動のつもり?ふざけて遊んでいる?それはないな。でも、さすがに気づいていないということはないだろう。う~ん、ちょっと声をかけるべきか?いや、それも失礼かも・・・
と考えている間もおばあさんは延々と足踏みをしています。まったく先に進んでもいないし、遅れてもいないんです。エスカレーターと完璧な調和を保ったまま、その場で足踏みを続けています。エスカレーターと一体となった!といっても過言ではないでしょう。
などと感心している間にも終電の時間は迫ってきます。後ろ髪を引かれるように、何度も振り返りながら、僕は階段を下りていきました。
その最中も、おばあさんは最後まで、同じ位置で足踏みを続けていました・・・
あのおばあさんは、終電に間に合ったのだろうか・・・
今思うと、ひと声かけてみるべきだったな・・・

| diary | 2:55 AM | コメント(0) | トラックバック(0)
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