2016.04.12 Tuesday

初めまして。

初めまして。

この春から入社しました、黒川まゆ子と申します。
ご挨拶として、弊社のキャラクターであるうずまき君を、私のタッチで描かせて頂きました。

タイトルは「はじめましてのご対面」です。

手は私を表しています。
なぜ手を描いたのかというと、私は大学の時からモチーフとして手をよく描いていたからです。卒業制作も手を百枚描くという作品を制作しました。手とはこれまでもこれからも物を作り続けていく私にとって特別で欠かせない体の一部だと感じています。

またこのモチッとした線は浮世絵に影響されています。
浮世絵で描かれているモデルは皆もっちりしています。なぜかというと、江戸時代の美人の基準は「下膨れ・豊満」だったそうです。それは手にも現れていて、赤ちゃんの手のようなフォルムをしています。少ない線で、しなやかで柔らかい肉厚を感じさせる、浮世絵の巧みな技に心奪われました。

また自分自身、質感というものが好きです。
外へ出るとついついなんでもかんでも触って確かめてしまいます。中でも柔らかいという質感が一番好きで、わくわくしてしまいます。きっと気持ちよいのだろうなと、触ってみたくなるような、質感まで感じさせれる事を大事にして描きました。

そのおかげでシャープなうずまき君も気づいたらお餅のようにもっちりしてしまいました。まだ入社して間もないですが、この絵のうずまき君のようにもっちり柔らかく頑張って参ります。
どうぞよろしくお願いします。

株式会社うずまき
黒川まゆ子