uzumaki blog|アートディレクター/グラフィックデザイナー 宮田圭介の日々を綴っております。

入社して一年が経ちました。

こんにちは!
入社して一年が経ちました、アシスタントデザイナーの渡部と申します。

昨年の春に就職を機に上京してきたので、ひとり暮らしも一年経ちました。
実家で飼っていた猫と離れたくないな、という思いから、ひとり暮らしをすることに最初は前向きになれませんでした。ですが、ひとり暮らしを始めてみると、誰にも気を使わない、誰にも何も言われない暮らしが楽で、たまに実家に帰ると少し疲れてしまうほどになってしまいました。
(猫に会いにちょくちょく帰ってますけども)

社会人生活が一年経ち、学生の頃と社会人になってからの心境の変化を少し書いてみたいと思います。

学生の頃の方が楽しかった、戻りたい。という人もたくさんいると思いますが、私は学生の頃より社会人になってからの方が楽しいなと感じています。
学生時代も楽しかったですが、学校はあくまで職業訓練期間。勉強、課題をこなし、担当講師がそれをチェックする。当たり前ですがつくったものが世の中に発信されるわけでも誰かの役に立つわけでもありません。
私は自己表現としてつくりたいものをつくることより、誰かの、何かの役に立つものをつくりたいという思いが強く、早く役に立つものをつくりたいと思っていた学生時代でした。

社会人になると、つくったものが実際に使用されます。アシスタントなので制作物のちょっとしたことに関わっているだけのことが大半ですが、それでも自分が関わったものが世の中に発信され、誰かの役に立っていると感じられることがとても嬉しく、楽しいなと思えました。
そういった心境の変化があった一年でした。

話は変わりますが、このあいだの2月に後輩の修了制作展を観に母校に行ってきました。地方の専門学校ということもあり、自治体と絡んだ固い課題を出されることが多く、学生には少し難しいだろうなと思っていました。私のときもそうでしたが、後輩たちも制約の多い中で苦労しながら課題に取り組んでいたようでした。
課題が固いからとはいえ、それに合わせて表現まで固くなると、修了制作展として観に来るお客の側としては退屈なものになってしまいます。クライアントの課題を解決する提案をしつつ、それを楽しんで観てもらえるものに落とし込むというのはとても難しいと思います。
そんな制約の多い中でも、この人はこういうことが好きなんだ!こういう考えの人なんだ!ということが伝わるものをつくらなければいけません。クライアントの課題を解決する提案をしつつ、その解決の仕方を工夫し、自分のこともアピールできるものをつくれると皆にとって良いものができるのではないかなと思います。

そんな後輩たちもこれから社会人デビュー。後輩たちにエールを贈りつつ、追い抜かれないよう一所懸命頑張ろうと決意を新たにしました。

おわり

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